ローマ(CNN) イタリア北部の山岳地帯で、氷河の急速な融解に伴って第1次世界大戦当時の不発弾が次々に発見され、数百発が撤去された。イタリア軍が27日、CNNに明らかにした。
砲弾や迫撃弾などの不発弾は、トレンティーノ・アルト・アディジェ州で登山客などが次々に発見している。中には交通事故をきっかけに見つかったケースもあった。
この夏最初に見つかったのは90ミリの迫撃弾。6月にカルドナッツォ近郊で、ハンドブレーキをかけない状態で駐車していた車が谷底に転落した事故が発端だった。
この車両を撤去した消防隊が、木の根元にあった第1次世界大戦当時の砲弾を発見し、爆発物処理班が回収した。
ほかにも、イタリア軍とオーストリア・ハンガリー帝国軍が戦った1915年~18年の「白い戦争」当時の不発弾も見つかっている。発見場所は、夏場の登山客が多い地域に集中しているが、一帯は100年以上にわたって氷雪に覆われていた場所だった。
そうした不発弾は、登山客などがよく使う山道からも、一般の人が立ち入れない場所からも見つかっており、高所での救助活動や軍事作戦を専門とするイタリア軍の部隊が8月初旬から10月16日まで回収作業を行っていた。

不発弾は100年以上にわたって雪の中に埋もれていた/Italian Army
10月には75ミリ砲弾が発見されたことを受け、撤去作業のために登山ルートが一時的に閉鎖される出来事もあった。
第1次・第2次世界大戦の不発弾は毎年のように発見されているが、処理班による撤去作業ができるのは、天候が安定している夏から秋にかけての季節に限られ、雪が降り始める10月下旬には作業ができなくなる。
ここ数年は猛暑の影響でカレアルト氷河とラレス氷河の後退が急速に進み、撤去作業が難しくなっていた。

9 時間前
1








English (US) ·
Japanese (JP) ·