「1人ひとりに力がある」杉並区長選に再選の岸本聡子さんが語った言葉。「分断と対立ではなく対話で」

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杉並区長選に6万票の大差をつけて再選した現職の岸本聡子さんが6月29日の当選後、会見や街頭演説で語ったメッセージが共感を呼んでいます。

岸本さんは「1人ひとりに力があると有権者に伝えたかった」「私たちは1人じゃない」と、社会を変えるために声を上げることや、対話の大切さなどについて語りました。 

当選後に阿佐ヶ谷駅前での「夕焼け街宣」で話す、岸本聡子さん
当選後に阿佐ヶ谷駅前での「夕焼け街宣」で話す、岸本聡子さん

Sumireko Tomita / HuffPost Japan

岸本さんは当選後に開いた会見で、選挙戦を振り返り、こう語った。

1人ひとりに力があると有権者に伝えたかった。1人ひとりが少しだけ勇気を出して声をあげることで、自分や他の人がもう少し生きやすい社会にできる。

これまで自分の声なんか関係ない、政治が遠いと思っていた人たちが『自分も関係なくない』と一歩を踏み出せるように

政治的な分断が広がっている状況もある中で、選挙に当たっては「今まで私たちが話せてこなかった人たち、意見が違う人たちとも積極的に会話していこうという大きな方針を最初に立てた」とし、「対話」の大切さについても強調した。

「対話はよりよく(物事を)決めるための、民主主義の土台。安心安全を確保して多くの人が発言できる、『対話の区政』をもっと進化させていきたい」

会見でのこれらの言葉に対して、SNSでは「同じことを感じています。 時間も労力もかかると思いますが、分断ではない民主主義を作っていきたい」などと、共感の声が集まっている。

岸本さんは選挙期間中、「公正で開かれた選挙」を目指し、「資金力とアルゴリズムが左右する」としてYouTube広告などのSNS広告を使わず、「政治資金パーティをこれまでもこれからも開きません」と宣言し、実行していた。

「分断と対立ではなく対話で」

当選後に区民から花束を受け取る岸本聡子さん
当選後に区民から花束を受け取る岸本聡子さん

Sumireko Tomita / HuffPost Japan

岸本さんは開票日の午後6時、これまでも幾度も街頭演説を重ね、区民とも対話してきた阿佐ヶ谷駅前で「夕焼け街宣」を行い、区民らに当選を報告した。

いつものように自転車で街宣に到着。青いスーツにスニーカー姿で、「みんなでつくる みんなのまち」のたすきと、「ONE PERSON ONE POWER(ひとりには、ひとり分の力がある)」のワッペンをつけ、こう呼びかけた。

私たちは1人じゃない。皆それぞれが生活者として多様な意見を持ち、友達や家族とも、地域社会でも、様々な場で安心して発信したり話をしたりできるように。それが攻撃されるような世の中ではなく、共感や幸せを拡大していければ」 

分断や対立ではなく対話で、より多くの人たちの意見が反映される良い公共政策を作っていく。それが地域社会の安心に繋がり、そして未来を作る」

「みんなでつくる みんなのまち」のたすきと、「ONE PERSON ONE POWER(ひとりには、ひとり分の力がある)」のワッペンをつけて街宣で話した岸本さん
「みんなでつくる みんなのまち」のたすきと、「ONE PERSON ONE POWER(ひとりには、ひとり分の力がある)」のワッペンをつけて街宣で話した岸本さん

Sumireko Tomita / HuffPost Japan

政治や社会課題について周りと話したり、発信することは、時に勇気が要する。それでも、1人ひとりが声を上げることの大切さについては、こう語った。

「勇気を出して声を出すことは、自分だけじゃなくて私たちの周りにいる声を出せない人たちに『肩を貸す』ことなんだと思います」

(取材・文=冨田すみれ子)

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