ロンドン(CNN) 英国のヘンリー王子は今週のロンドン訪問中、バッキンガム宮殿に滞在できないことが分かった。ヘンリー王子のチームは6日に王子が同宮殿に滞在する招待を受け入れたことを確認したように見えていた。
王室関係者によると、王室の邸宅を滞在先として提供するというチャールズ国王の申し出に対し、ヘンリー王子は先週末に設定されていた期限までに正式な回答をしていなかった。
ヘンリー王子の広報担当者によれば、王子は6日、英国に到着した。
ヘンリー王子一家の滞在手配をめぐっては混乱や食い違いが生じている。
王室関係者によると、一家に対する王室邸宅の提供が4日に断られ、その後、ヘンリー王子単身での滞在を求める要請が届いたという。しかし、その時点では適切なもてなしや人員配置を手配するのが間に合わなかったため、その旨が王子側に伝えられた。
宮殿側が王室の邸宅でゲストを迎えるには最低限の通知期間が必要だと理解されている。
ヘンリー王子は妻のメーガン妃と2人の子どもであるアーチー王子、リリベット王女が同行することを望んでいたが、警察による一家の警護をめぐって食い違いが続いているため、ロンドンでの滞在に同行することはなくなった。3人は今のところ米国にとどまっているが、訪英の後半でヘンリー王子に合流するかどうかについての結論は出ていない。
また、英紙デイリー・メールの発行元であるアソシエイテッド・ニュースペーパーズ・リミテッドを相手取った裁判の判決が7日にも公表されるとみられる中、ヘンリー王子が王室の邸宅に滞在することへの懸念もあった。
ヘンリー王子のほか6人は2022年、同社に対し、長年にわたる違法な情報収集があったとして訴訟を起こした。
一方で、ヘンリー王子の広報担当者は、王子は週末に自身に対する招待を受け入れたが、その後取り消されたと述べた。
ヘンリー王子は先週、今回の訪問中に税金による警察の警護が提供されないことが判明したことを受け、代わりの警備を手配した。
そうした手配が整ったことで、ヘンリー王子は週末、自身の宿泊について正式に申し出を受け入れることができたという。広報担当者は、裁判の判決が7日に下されることを理由に、今になって申し出が撤回されたことは残念だと語った。
担当者はさらに、「バッキンガム宮殿は2日の時点でその判決について把握していた。したがって、滞在の申し出を正式に受け入れた後、なぜ間際になって取り下げられたのか不明だ」と付け加えた。
6日には複数の英国メディアが、ヘンリー王子の広報担当者の話として、王子が宮殿に滞在する招待を受け入れたと報じていた。
ヘンリー王子は今週、10年あまり前に自身が創設した、負傷兵や退役軍人のためのスポーツ大会「インビクタス・ゲーム」の開幕1年前を記念する行事に参加するほか、複数の慈善行事に出席する。

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