ゲームで頭は少し良くなる、133の研究分析で「記憶力の向上」を確認

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ゲームは本当に「脳トレ」になるのか?133の研究を分析

認知能力とは、情報を受け取り、処理し、記憶し、必要なときに取り出す力のことです。

たとえば、物事に集中する力、空間の中で位置関係を理解する力、ルールを切り替える力、記憶を保つ力などが含まれます。

こうした能力は、学業や仕事だけでなく、日常生活の判断や健康にも関係します。

そのため研究者たちは、年齢とともに衰えやすい認知機能をどう維持するかに関心を持ってきました。

そこで注目されている候補の1つが、ビデオゲームです。

ゲームには、明確な目標、少しずつ上がる難易度、すぐ返ってくるフィードバックがあります。

プレイヤーは、敵や地形を見分け、ルールを覚え、失敗から次の行動を調整します。

このような特徴から、ゲームは認知トレーニングの媒体になり得ると考えられてきました。

ただし、研究者の見方は一致していません。

ゲームによって注意力や記憶力が鍛えられると考える人がいる一方で、「上達するのはそのゲームや似た課題だけではないか」という慎重な見方もあります。

そこで研究チームは、2005年から2025年までの研究を集め、133件の独立した研究、合計1万4245人分のデータを統合しました。

対象となったのは、記憶、空間能力、視覚的注意、認知制御、知能の5領域です。

なお、この研究で扱われたのは市販の商業ゲームであり、認知能力向上を目的に作られたゲームは除外されています。

分析は大きく3種類に分けられました。

1つ目は、ゲームプレイの程度と認知テストの関係を見る相関研究です。

2つ目は、ゲーマーと非ゲーマーを比べる比較研究です。

3つ目は、実際に一定期間ゲームをプレイさせる介入試験です。

その結果、3種類の分析すべてで、ゲームと認知能力のあいだに小さいながら統計的に有意なプラスの関係が見つかりました。

ただし、目立った領域は研究デザインによって異なり、相関研究と介入試験では特に記憶に関する結果が目立ちました。

より詳細な結果は次項で見ていきます。

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