「タコになったらどんな感じ?」
そんな素朴な疑問を、科学的な知見とイラストで徹底的に掘り下げた図解がSNSで注目を集めています。
投稿したのは、生き物や博物館をテーマに活動する2人組イラストレーター「ノーチのしっぽ研究所」(@nautis_shippo)。日本理科美術協会にも所属しています。
公開された「その1」では、タコの体のつくりから目、皮膚、知性までを手描き風のイラストで紹介。心臓が3つあることや、人間とは網膜の構造が異なり盲点がないこと、レンズを前後に動かしてピントを合わせることなどがまとめられています。
さらに、瓶のふたを内側から開けたり、人の顔を見分けたり、道具を使ったりする“知性”のエピソードも。
続く「その2」で取り上げられたのは神経系。タコには全身で約5億個の神経細胞があり、その多くが脳ではなく腕側に存在するとされています。8本の腕は独立性が高く、局所的に感じ、判断し、動くという独特な仕組みを持っています。
制作のきっかけは、人間以外の生き物がどのような世界を体験しているのかを考える「環世界」に興味を持ったこと。東京海洋大学の「うみたかマルシェ」への出展を控え、「大人の自由研究」として調べた内容をまとめたそうです。
印象的だったのは、腕が自律的に動くこと。「人間は頭で意識して手足を動かすのが普通ですが、タコの8本の腕は“自動操縦”のように動き、必要に応じて意識的に制御できる」といい、「どこまで自分の体かを自由に切り替えられるような感覚が、私たちとかけ離れていて面白い」と話します。
専門的になりすぎないよう、「タコになったらどんな感じ?」を想像するために必要な情報に絞ったという今回の図解。SNSでも「タコおもろい!!」「心臓が3つもあるんですねぇ!」と驚きの声が寄せられています。

1 日前
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