MAGA連合に生じ始めた亀裂、CNN有権者調査で浮き彫りに 大統領選でのトランプ氏支持者が離反

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(CNN) 2年前にトランプ米大統領の再選を後押ししたMAGA(米国を再び偉大に)運動の連合勢力に亀裂が入り始めていることが、CNNの有権者調査で明らかになった。3日の中間選挙では、従来の共和党王国でも民主党の上院議員候補らが票をさらい、議席を奪っている。

テキサス、オハイオ、アイオワ、カンザス、サウスカロライナ各州では、中間選挙の有権者のうち、2024年大統領選でトランプ氏に投票したグループが最大の割合を占めていたにもかかわらず、今回の上院選で民主党候補が勝利。5州とも、トランプ氏に投票していた層の1割前後が民主党候補の支持に回った。ジョージア、ノースカロライナの両州でも、大統領選ではトランプ氏に投票した層の1割以上が民主党候補に投票した。

トランプ氏は中間選挙に先立ち、これらすべての州を訪問。自分が候補者名簿に載っていると思って投票してほしいと、支持者らにたびたび訴えていた。

だがトランプ氏に投票した層で、今回の下院選での投票をトランプ氏への支持を示すメッセージと位置づけていた有権者は約3分の1。トランプ氏は要因にならないとの回答が大半を占めた。

大統領選でトランプ氏に票を入れたと自己申告し、今回の中間選挙で投票に出向いた全米の有権者のうち、地元下院選挙区の民主党候補を支持した人は約7%に上った。

(これに対し、24年大統領選で民主党候補だったカマラ・ハリス氏に投票した有権者のうち、下院選での投票を反トランプ氏の意思表示と位置づけていた人の割合は4分の3を超え、共和党候補に投票したと答えた人は2%にとどまった)

トランプ氏の支持者の中で、中間選挙への熱意ややる気がなく、投票を見送った人々の割合も高かった。

中間選挙での全米の有権者のうち、大統領選でトランプ氏に投票していた人の20%が、今は同氏を支持しないと答えた。トランプ氏は自分たちのような国民のために戦っていない、あるいは優先順位が間違っているとの回答も、同様の割合を占めた。

こうした回答には、第2期トランプ政権が下した一連の決断に対する不満が反映されている。米国の経済状況が「良くない」「悪い」との回答は約5割、トランプ氏の経済政策が状況を悪化させたとの回答も約27%に上った。対イラン軍事行動の決断が間違いだったと答えた人は、全体の約4分の1。バンス副大統領は4日、中間選挙での共和党の主な敗因としてこの決断を挙げた。

CNNの有権者調査は従来の出口調査に代わり、選挙当日の投票所での対面式調査と、選挙前に全米で実施する数万人規模の聞き取り調査を組み合わせる形で、全米の有権者約10万人を対象に実施された。

これによって、24年大統領選でトランプ氏を支持した連合勢力を掘り下げることができ、一部の層で第2期トランプ政権の方向性に対する不満が特に大きい傾向が浮き彫りになった。中間選挙の有権者全体の中で、大統領選ではトランプ氏に投票した30歳未満の男性の半分近くが、大統領としての同氏を支持していないと答えた。同様の回答は、トランプ氏に投票していた中南米系有権者の約4分の1、「非MAGA」を名乗る共和党支持者の約3分の1を占めた。

トランプ氏の任期切れを2年後に控え、次期大統領選に臨む共和党の後継者が、ひびの入り始めたMAGA連合をまとめ直せるのかどうか、答えはまだ定まっていない。

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