(CNN) アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある寿司(すし)店の店先の水槽で飼われていた2匹の金魚「フェデ」と「マグイ」について、裁判所が「感受性を持つ存在」としての権利を認める判断を言い渡した。
発端はある日、誰かが金魚の水槽に目を留めたことだった。水槽は直射日光や道路の騒音にさらされていた。動物保護団体の弁護士マティアス・トルフェロ氏は、「通りがかりに足を止めて見れば、そこが魚にとって適切でないことは明らかだった」と主張する。
同団体は、この2匹が置かれた状況は動物虐待を禁じた法律に違反すると主張して、裁判所に申し立てを起こした。
申し立てを受けて裁判所はほぼ即刻、2匹を適切な場所へ移すよう命じた。トルフェロ氏によれば、店側はこの判断に対して異議は申し立てなかった。
金魚の保護活動を支援して2匹の引き取りを申し出た専門家のルロス・ホセ・アガ氏は、ガラスの展示ケースで2匹の魚を飼うことは、「2頭のホッキョクグマをサウナの中の檻(おり)で飼うようなもの」と形容する。
フェデとマグイは店で使われていた40リットルの展示ケースから、アガ氏の自宅にある2500リットルの水槽へと移された。裁判所の決定に基づき、2匹は引き取り手の元で飼育が続けられる。

2 ヶ月前
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