世界一重たい巨大昆虫、絶滅寸前から復活へ⇨15年かけて1万匹超を野生に、自力で繁殖する群れも(ニュージーランド)

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ニュージーランドにだけすむ大型の昆虫「ウェタプンガ」が、絶滅の危機から回復しつつあります。15年にわたって続けられてきた、繁殖して野生に戻すプログラムの成果です。

ウェタプンガは、メスがハツカネズミほどの重さになることもある大きな昆虫です。英紙The Guardianによると、体長は最大約10センチ、脚を広げると約20センチにもなります。英BBCは、バッタの仲間(バッタ目)で世界一重い昆虫と紹介しています。

学術誌『New Zealand Journal of Zoology』に掲載された論文によると、ウェタプンガは、外来のネズミやネコに食べられたり、すみかが減ったりしたことで数が激減。20世紀半ばには、リトル・バリア島にしか残っていませんでした。

そこで研究チームは、Butterfly CreekとAuckland Zooで繁殖を進め、2010年から野生に戻す取り組みを始めました。これまでに放したのは計1万1214匹。行き先は、天敵のいない8つの島と、本土にある柵で囲まれた2つの保護区です。インドのニュースサイトMoneycontrolによると、移送は45回にのぼります。

その結果、最初に放したモツオラ島とティリティリ・マタンギ島では、放した後に生まれた4〜5世代目の個体が確認されました。人の手を借りなくても、自力で繁殖を続けられるようになったことを示しています。

保全状況の評価も、「Nationally Endangered(国内絶滅危惧)」から「Nationally Increasing(国内で増加中)」へと改善しました。論文の筆頭著者のクリス・グリーン博士は、The Guardianに「ウェタプンガの未来は明るい」と語っています。

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