トランプ政権、メリーランド州の学校を調査 女子施設の男子利用容認で

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2025年5月30日(金)、カリフォルニア州クロービスで開催されたカリフォルニア州高校陸上競技選手権大会の会場外のポールに、「Gooo Girls Honor Title IX」と書かれた手作りの看板がテープで貼り付けられている。(AP通信/ジェイ・C・ホン)

2025年5月30日(金)、カリフォルニア州クロービスで開催されたカリフォルニア州高校陸上競技選手権大会の会場外のポールに、「Gooo Girls Honor Title IX」と書かれた手作りの看板がテープで貼り付けられている。(AP通信/ジェイ・C・ホン)

By Valerie Richardson – The Washington Times – Wednesday, June 24, 2026

 米教育省は、男子生徒による女子用施設やスポーツチーム、宿泊施設の利用を認める州・地方当局の方針が、教育における性差別を禁じた「タイトル9」(教育改正法第9編)に違反する可能性があるとして、メリーランド州の教育当局や複数の学区に対する調査を開始した。

 調査対象となったのは、メリーランド州教育省、モンゴメリー郡公立学校、プリンスジョージズ郡公立学校、フレデリック郡公立学校。教育省公民権局に寄せられた申し立てを受けて調査に乗り出した。

 教育省によると、申し立てでは、州全体の指針や各学区の方針が「男子生徒に女子スポーツへの参加や、女子専用のロッカールーム、トイレ、宿泊施設の利用を認めることを学校に義務付けている」と指摘している。

 さらに、「女子生徒が男子との共用に異議を唱えた場合でも、学校側は連邦法で保証された性別ごとの保護措置を講じるのではなく、女子生徒側に遠く離れた個室トイレなど代替施設の利用を求める負担を課している」としている。

 教育省は、この発表を、教育機関における性差別を禁じるタイトル9制定から54周年となる日に合わせて行った。

 キンバリー・リッチー次官補(公民権担当)は声明で、「自己申告による『性自認』だけを理由に、性別で区分された教育プログラムや施設への利用を認める慣行は極めて問題が大きく、重大な法的懸念を生じさせる」と述べた。

 メリーランド州教育省は、申し立てを受理したことを認めた上で、「調査が進行中であるためコメントは差し控える」とした。

 その上で、地元テレビ局WBALに対し、「州教育省は引き続き全ての生徒を支援し、法令順守に努める」との声明を出した。

 リンダ・マクマホン教育長官が6月を2年連続で「タイトル9月間」と位置付けて以降、トランプ政権は学校におけるジェンダーイデオロギー政策への対応を一段と強化している。

 今月だけでも、公民権局はミシガン州とノースカロライナ州の学校に対する調査を開始したほか、コロラド州とカンザス州の学区に警告書を送付した。さらに、カンザス州の3学区には法的措置を予告する通知を送り、カンザスシティー公立学区には最終見解を示す「交渉決裂通知書」を出している。

 これまでにもカリフォルニア州、ハワイ州、メーン州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、ワシントン州などでもタイトル9に基づく措置を講じてきた。

 リッチー氏は、「タイトル9制定から54年がたった今も、トランプ政権は女性と少女を守るというこの法律本来の理念を着実に実行していく。今回の申し立てについても徹底的に調査し、連邦法の順守を確保するため必要な措置を講じる」と述べた。

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