セイコーウオッチは7月3日、ブランドアンバサダー就任10周年を迎えた大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)に対し、100万時間を積算して表示可能な機械式腕時計の特別モデル「Seiko Star Time」を開発し、贈呈したと発表した。大谷選手のために作られた世界に1本だけの特別モデルとなる。
開発のきっかけは、約3年前に大谷選手自身が抱いた「野球選手として、あとどれくらいの時間を積み重ねられるだろう」という、今後の現役生活を見据えた問いだったという。
1913年に国産初の腕時計を製造して以来、110年以上の歴史を持つ同社が大谷選手の想いに深く共感。設計や製造部門の垣根を越えた連携により、前例のない「100万時間(約114年)」を積算可能な腕時計の開発に着手した。
本作は、夜空を彩る星々の軌跡をイメージした「五層に重なる円盤針」による斬新なデザインを採用。それぞれの円盤針が回転して時間を積算し、内側の円盤針からそれぞれ24時間、1000時間、10000時間、10万時間、100万時間までの積算時間を、赤い目盛の下に表示する。
大谷選手との幾度にもわたる協議の過程で、各円盤針にダイヤモンドを植えるアイデアが生まれた。さらに、シリコンストラップは大谷選手の腕周りに合わせた専用設計の長さで製作された。

セイコー
実物を手にした大谷選手は、「身につけて頑張れるモノを形にしたかった。イメージした通りで本当に素晴らしい」と喜びを語っている。
また、同社の服部真二代表取締役会長兼CEO兼CCOは、大谷選手の想いを受けて全力で作り上げた開発陣を称えるとともに「卓越した積算性能を備えた腕時計の誕生は、大きな一歩であり誇りに思う」とコメントしている。
このような高い技術力を生かした製品開発は、同社が進める「グローバル・プレミアム戦略」の基盤となっている。
セイコーグループが発表した2026年3月期の通期決算では、グランドセイコー(GS)を中核とする時計・リテール部門の販売が国内外で想定を上回って推移。同部門の売上高は2204億円(前年度比10.7%増)、営業利益は285億円(同28.7%増)を記録し、連結営業利益(308億円)の大部分を占めるなどグループ全体の業績を強力に牽引している。

Trading View
中価格帯の実用時計から高利益率なプレミアムブランドへのシフトは株式市場でも高く評価されており、親会社であるセイコーグループの株価は2021年以降、右肩上がりの強い上昇基調を継続。直近でも大幅な高値圏で推移している。
大谷選手をグローバルパートナーに起用し海外の富裕層市場開拓を一段と強める中、今回の特注モデル贈呈は、同社のブランド価値をさらに高めるきっかけとなりそうだ。
同ウオッチのマスターサンプルは、東京(7月3日〜5日)と大阪(8月1日〜2日)で開催される、大谷翔平選手アンバサダー就任10周年記念イベント「SHO-ism Seiko」「Shohei Ohtani -10 Years Journey」などで特別展示される。
※本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

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