(CNN) サウジアラビアは15日、イスラム教の聖地であるメッカの郊外で、イエメンの親イラン武装組織フーシのドローン(無人機)1機を撃墜したと明らかにした。これを受け、地域諸国からはただちにフーシに対する非難の声が上がった。
サウジが主導する連合軍の報道官によると、フーシがメッカを標的にしたのは、2017年に弾道ミサイル攻撃が迎撃されて以来、約10年ぶり。
フーシは16日未明、メッカを脅かしたとの見方をただちに否定。標的はサウジの石油施設や軍事基地であり、「聖地からは遠く離れている」と反論した。
フーシはここ数週間、イエメンで急速に前進し、隣国サウジへの攻撃を続けている。米イランの戦争が長引く中、サウジは、より広範な紛争に巻き込まれる可能性に直面している。
報道官はX(旧ツイッター)で、「数百万人のイスラム教徒の感情を意図的に刺激する行為だ」と断じ、フーシに対して「必要かつ抑止力のある措置」を講じると表明した。
15億人のイスラム教徒を代表する57カ国で構成されるイスラム協力機構(OIC)もフーシを非難。攻撃未遂は「聖地とモスクの神聖さを侵害する」ものであり、「罪のない民間人に恐怖を植え付ける」と述べた。
最近サウジアラビアと共同防衛協定を締結したパキスタンのシャリフ首相は、「卑劣で凶悪な」行為と呼んだ。声明でフーシには言及しなかったものの、サウジアラビアへの支持を改めて表明した。
今回の攻撃は戦闘が続く中で起きた。フーシは今週初め、ハミスムシャイトやアブハなどサウジの複数の都市に弾道ミサイルやドローンを発射し、民間人13人が負傷した。また13日には、サウジの軍事基地を攻撃したことを認めた。

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