(CNN) 米国政府が米人工知能(AI)企業アンソロピックの手掛ける最先端AIモデルに対する輸出規制を解除した。同社が6月30日夜に発表した。
「商務省がクロード・ フェイブル5およびミュトス5に対する輸出規制を解除したとの通知を受け取った」と、アンソロピックは声明で述べた。「明日からアクセスの復旧を開始し、近日中に最新情報を知らせる」としている。
この声明は、ハワード・ラトニック商務長官が問題となっているアンソロピックのモデルの一つであるフェイブルに対する輸出規制の解除についてSNSに投稿した直後に発表された。
ラトニック商務長官はX(旧ツイッター)への投稿で「この2週間、我々はアンソロピックと緊密に連携し、米国政府全体との整合性を確保するとともに、AI分野における米国のリーダーシップを強化するため、フェイブル5の分析と承認を進めてきた」と述べた。
フェイブルは、ミュトスとして知られるアンソロピックの最先端AIモデルの1バージョンであり、一般利用に適するよう追加のガードレール(安全対策)が組み込まれている。
今回の輸出禁止措置と、その後のアンソロピックと政権との交渉は、AI技術が現行の規制を大きく上回るスピードで進歩する中でも、規制をめぐる不確実性が依然として続いていることを浮き彫りにした。
政府は今月初め、信頼できるパートナーがフェイブルのガードレールを回避する「ジェイルブレイク(脱獄)」、つまり安全対策をすり抜ける方法を発見したと発表した。CNNはこのパートナーがアマゾンであることを確認した。アンソロピックは当時、そのジェイルブレイクは「単純なもの」であり、「他の一般公開されているモデル」にも同様の回避方法が存在すると主張していた。
その後、商務省は輸出禁止措置を発令。リスクへの対応を図るため、アンソロピックに対して外国籍の利用者――同社の外国籍社員を含む――によるすべての利用を停止するよう求めた。その結果、アンソロピックはミュトスとフェイブルの両方について顧客のアクセスを無効化した。
アンソロピックと政府が協力してサイバーリスクへの対応を進めた後、商務省は先週、政府が承認した一部の組織に対してミュトスを提供することを認めた。アンソロピックも商務省も、フェイブルの輸出規制解除に至るまでに同社がどのような変更を加えたのかについては明らかにしていない。

4 時間前
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