(CNN) サッカー・ベネズエラ2部リーグのチームに所属するアルゼンチン人選手が、先週ベネズエラで発生した地震により妻と2人の子どもを亡くした。同国でこれほどの規模の地震が起きるのは1世紀以上ぶりのことだった。
CSマリティモ・デ・ラグアイラでプレーするルーカス・トレホ選手は、この3日間の大半を地震の後の瓦礫(がれき)をかき分けながら過ごした。妻のヤニナさんと2人の子どもたちの姿を見つけるためだ。
トレホ選手の義兄リカルド・アルディレスさんは26日、CNNエスパニョールに対し、同選手は「精神的に打ちのめされており」、ラグアイラ州にあった一家の海辺の自宅は「完全に何も残っていない」と語った。同州は地震で特に大きな被害を受けた地域の一つ。
当局によると、ベネズエラでは28日時点で1400人以上が死亡し、さらに数千人が行方不明となっている。
CNNエスパニョールによると、38歳のトレホ選手は2度の地震が発生した当時、首都カラカスでチームのトレーニングキャンプに参加していた。地震の後はすぐさま、首都の北約29キロの距離にあるラグアイラ州の自宅へ向かった。
「彼(トレホ選手)が目にしたのは悲惨な光景だった」とアルディレスさん。「建物そのものが跡形もなくなっていた。家族がその中にいないことを願うばかりだった」
CNNエスパニョールによるとトレホ選手は瓦礫をかき分け、現場で手がかりを探しながら、重機による救助支援を訴えていた。
友人やチームメートたちも、さらなる重機の投入を求める動画を公開していた。
しかし、そうした捜索は悲痛な結末を迎えた。
28日、クラブはSNSへの投稿で、トレホ選手一家が「取り返しのつかない悲しみ」を被ったことを深く悼むと表明し、家族4人が一緒に写った写真を掲載した。
「ルーカス、あなたは一人ではない。マリティモ・デ・ラグアイラの家族はあなたと共にいる」。クラブはそう投稿した。
一方、地震の犠牲者の中にはベネズエラ・サッカー界の期待の若手、イムベルト・ベロテラン選手も含まれていた。ベネズエラ代表とベネズエラサッカー連盟(FVF)が26日、明らかにした。
18歳のベロテラン選手は数カ月前にカタールのドーハで開催されたU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場。最近ではカテゴリー上位のU-20代表でもプレーしていた。
他にも国内の複数のクラブから、所属する若手選手が地震で命を落としたとの発表が相次いでいる。

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